「パイロットのペン習字講座の教材ってどんな感じなのかな…」と気になっていませんか?
ペン字講座でよく聞くパイロットですが、教材の内容も気になりますよね。
本記事では、実際のパイロットペン習字講座の教材を徹底解説します。

メイン教材、副教材、添削課題まで、この記事でぜんぶわかるので、あなた向けかどうかもわかります。
講座を受ける前に、あなた向けかどうかをきっちり確認しておけば失敗せずに済みますよ。
【丸わかり】パイロットペン習字講座の教材を徹底解説
始めに言っておきますが、パイロットペン習字講座は「中級者向け」の教材です。
他の通信講座を受けた僕の意見としては、初心者にはややハードルが高いかなと(理由は後述)。
ともあれ、パイロットのペン習字講座の教材を解説します。以下が内容です。
- かな編
- 漢字偏
- 実用編
- タテ書き編
- ヨコ書き編
- 学習ガイド(添削課題手本集)
- 清書用紙
- わかくさ通信
- デスクペン1本

各テキストに「初級(楷書)、中級(行書)、上級(草書)」があります。
新入会員は原則初級から、それ以外の方は自分に合ったレベルで取り組みます。
それぞれ解説します。

写真が多いので、適宜右下の「目次へ戻るボタン」もご活用下さい
メイン教材①かな編
ひらがなの解説と、書いてレッスンできる箇所があります。
以下の画像に、テキストの目次もあります。

始めにひらがなの書きぶりの解説です。
こういった解説、知識を得るページがとても多いのがパイロットの特徴。

系統A,Bのお手本が載っており、書いてレッスンできます。
ただ、各文字2回しか書いてレッスンできません。

系統Bです↓

短文のレッスンもできます↓
と言っても、各系統2行ずつのみ。


以下のページも系統毎に片側のページのみ練習できます↓


ちなみに、かな編テキストで書いてレッスンできるのは62ページ中10ページもありません

解説ページが多いので、別途ノートなどを用意する必要があります
初心者がすべき「なぞり書き」ができるページも少ないんですよね…
自分で考えて進めていく、それがパイロット式、とでも言うべきでしょうか。
書の知識を基礎から知りたい!という方にはピッタリな講座でもあります。
メイン教材②漢字編






漢字偏でも、上のような解説ページが多い。
他講座を受けた僕の経験上、美文字になるためにより多くの書くレッスンが重要です。
書いてレッスンするほどに美文字になります。実際に僕がそうでしたから。
メイン教材③実用編
実用編には、書いてレッスンするページはありません。
なぞり書きもできません。
別にノートを買い、テキストを見ながらレッスンする形になります。





実用的な例文集とでも言うべきでしょうか。
このテキストがあれば、ふだんの生活でお手本として役に立つかも知れません。
が、なぞり書きなどはできないのであしからず。
メイン教材④タテ書き編
こちらも書いてレッスンできるページは少ないです。
一方で、お手本や解説などは豊富にあるので勉強になります。





メイン教材⑤ヨコ書き編
このテキストでは、まずまず書いてレッスンするページがあります。
なぞり書きはできませんが…










副教材:学習ガイド
- 各級の添削課題を掲載
- 講座の進め方も書いてある
- 手本は4系統。好みの系統を選べる

以下画像の右側に受講の仕組みが載っています。

パイロット講座では、①添削課題、②級位認定課題の2種の課題があります。
学習ガイドには添削課題が載っており、級位認定課題はあとで紹介する「わかくさ通信」に掲載されます。
各添削課題のお手本は4系統あり、好みの系統を選べます。
まずは初級編の課題から。

はじめてパイロットを受ける方は初級からです







続いて中級の課題手本。





副教材②わかくさ通信
わかくさ通信は1年分もらえます。
このわかくさ通信には級位認定課題が載っています。(画像左中央)
ただし、お手本はありません。

次号のわかくさ通信でお手本が紹介される(下画像の左上)ので、それを見て復習するという仕組み。

級位の認定についてはこう書かれています。
- お手本なし
- 書きぶり・字形は決まってない
- 自分で書きぶりなどを研究せよ

初心者には厳しめかと…
課題の提出方法まとめ
パイロットペン習字講座の課題は2種類。
①添削課題と、②級位認定課題。
- お手本あり
- 手本は「学習ガイド」に掲載
- 全12回
- お手本なし
- 手本は自作する必要あり
- 全12回
以下、課題の提出方法です。

- 「わかくさ通信」で当月の添削・級位認定課題を確認
- 添削課題は「学習ガイド」でお手本を確認、練習して課題提出
- 級位認定課題は、手本を自力で作成し、練習して課題提出
ざっくり上記の流れですが、パイロットの教材に進め方が載っていますので、詳しく知りたい方は見てみてください。


再度説明します。
添削・級位認定課題とも、教材の一つである「わかくさ通信」を見て当月の課題を確認↓
以下の画像では、添削課題は「かな」の初級なら110番、級位認定課題は「帰省する~炊いた」です。

添削課題は「学習ガイド」で手本を確認できます↓(初級の110番)

添削課題はお手本があるのに対し、級位認定課題はお手本ないので自分で作る必要があります。
別売りの字典(2,000~5,000円ほど)を用意し、自力でお手本を作ってから練習します。
これが慣れるまで大変みたいです。
こちらの記事がわかりやすいです↓
ちなみに、以下が提出用紙です。


あとは、ペンが1本もらえます。
教材は以上です。
パイロットペン習字講座を受けたい方は、以下のリンクからどうぞ。
パイロットのペン習字講座は中級者・経験者向け?
- なぞり書きなど、書いてレッスンできる箇所が少ない
- 課題のお手本がなく自作しないといけない
- 氏名住所のお手本・添削なし
解説したように、書いてレッスンできる箇所が少なく、お手本も自作しないといけません。
さらに、他講座とは違い氏名住所のお手本・添削はありません。

個人的には、中級者・経験者向けな講座だと感じます
もちろん、書に対する知識を蓄えたい!自分で考え、研究できる!という方にはピッタリの講座だと思います。
第三者の意見は?
こんな意見を書いている方も↓
・親切なカリキュラムの説明なんて全くない
・パイロット講座が「初心者には厳しい」と言われている所以
・自分の練習方法を確立するまで大変
引用:美文字への道!!
昔からある、ペン習字の名講座だとは思うのですが、やっぱり中級者・経験者向けな感じがします。
もちろん、Twitterではパイロットで美文字になれた!という方もおられますが自走力の高い方のように感じます。
ペン字初心者なら日ペンやユーキャンの方が向いている?
ペン字初心者の方は、僕が受けた「日ペンのボールペン字講座」や「ユーキャンの実用ボールペン字講座」などがやさしくてオススメかと。
- お手本・添削たっぷり
- 氏名住所の手本・添削あり
- 書いてレッスンできるやさしい教材
- わかりやすい解説も豊富

テキスト通りに進めれば美文字になれる講座がいいな

氏名住所もしっかり添削して欲しいな
そんなペン字初心者にはユーキャン・日ペンがピッタリ。
ユーキャンのテキストの一例↓

日ペンのテキストの一例↓

ペン習字通信講座を徹底比較して、初心者・経験者向けに厳選・紹介している記事もあります。
上の記事を読めば、あなたに合った講座が見つかりますよ。
ユーキャンと日ペンを徹底比較した記事もありますよ。
【まとめ】パイロットのペン習字講座の教材は、経験者向けだと思う
- 書の知識を得たい、研究して自分で進めたい経験者にはピッタリ
- なぞり書きや、書くレッスンを楽しく受けたい方は他講座がいいかも
パイロットペン字講座は、書いてレッスンできる箇所が少なく、なぞり書きなどもできません。
級位認定課題も課題を自作する必要があり、初心者にはややハードル高め。
中級者・経験者なら、自力で進めることで更なる美文字に変身できることでしょう。

初心者の方は、ユーキャンや日ペンがピッタリかも
なぞり書き含め書くレッスンがたっぷりできる、解説も豊富でテキスト通りに進めればOK。
そんな講座がいい方は、ユーキャンや日ペンがピッタリ。
氏名住所のお手本・添削もありますよ。
日ペン・ユーキャンを比較した記事もあります。
パイロットペン習字講座を受けたい方は、以下のリンクからどうぞ。
コメント